Polaインタビュー

デザイナーとして仕事をしていた時に「自分が本当に作りたいものを作りたい」と感じ、アーティストになったPolaさん。手がけている作品のテーマ、影響を受けている人物、これからの制作活動など、他では聞くことのできない貴重なお話をしていただいています。(本人の希望でお写真は作品のみとなっております。)

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──アーティストになったきっかけを教えてください。  

 もともとは広告・雑貨などを手がける会社でデザイナーとして仕事をしていました。そその中で「仕事」とは別に、自分が本当に作りたいものを作ってみようと思ったことがきっかけです。

 

──実際に自分の作品を初めて作ったのはいつ頃ですか。

 絵を描くのは小学校から好きで、絵の教室にも通っていました。ですから、初めて作品を作ったのはまだ小さい頃です。

 

──その頃から絵を描くのは得意だったんですか。

 正直、絵を描くことは苦手です。高校時代は美術コースを選択して、でデッサンなどを学んでいましたが、全然上達しませんでした。  

 逆に写真作品は評価してもらったことがあって、写真のほうが好きでした。それが現在のコラージュ作品の制作に影響しているのだと思います。

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──その頃から「生肉」をテーマにされていたのですか?

 もともとは生肉メインではありません。昨年の4月に初めて個展を開いたのですが、わかりやすいテーマを選ぼうと思いました。そこで、以前から使用することがあった生肉をテーマにしてみたことがきっかけです。

 

──生肉をテーマにされていますが、作品はパフェなど可愛らしいものが多いですよね。

 対極なものにおもしろさを感じているからです。可愛らしすぎない、気持ち悪すぎない、という感じをイメージしています。

 

──生肉以外のテーマでも作品制作をされますか。

 友人たちとのグループ展では、「2文字」をテーマに制作したことがあります。具体的には「こと」という2文字を選んで、ことりやことわざという「こと」が入る言葉を作品にしたり。テーマがあると、そこからイメージを膨らましやすいので。

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──好きなアーティストはいらっしゃいますか。

 ヤン・シュバンクマイエルです。

 

──その理由を教えていただけますか。

 「対極のもの」の面白さを教えてくれた人だからですね。不思議の国のアリスを彼なりにリメイクした作品で、アリスが手に取ったジャム瓶に画鋲が入ってるシーンをとても良く覚えています。その「対極」が今の作品にも非常に強く影響していますね。

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──これからのアーティストとしての活動や展望があれば教えてください。  

 最近は作品を使った雑貨制作を主に行なっていますが、もっと展示活動もしていきたいなと思っています。特に、各地で行なわれる町のアートイベントでの展示に興味があり、その土地に合った作品作りなどもしてみたいです。「自分の作品がきっかけで、その土地にいってみる」みたいなアクションを起こせたら嬉しいです。

 

──日本で、アートはどのような役割を担っていると思いますか。

 今、各地でアートイベントが盛んに行なわれているところを見ても、人々や物事を動かし繋いでいく、大きな役割をしていると思います。

 

──最後に、Polaさんにとってアートとは何でしょうか。

  普段の生活だけでは感じられない、様々な視点や考えがあることを気付かせてくれる大切なものです。アートは、人の内面はもちろん考えにも触れられるきっかけです。そして、とてもワクワクさせてくれる存在です。

 

Polaの作品一覧

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気持ち悪いけれど、気持ち悪すぎない。かわいいけれど、かわいすぎない。対極に位置する者同士を掛け合わせて作り上げられる作品は、Polaさんならでは。かわいい!と思って寄ってみると、そこにあるには生肉。ちょっとびっくりしてしまいます。

この独特の世界観は、実際に作品を見てみないときっとわからないでしょう。作品を見るたびに、興味深く、惹きつけられてしまう巧みさを感じました。