忠誠(Loyalty)

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経歴

作品の注目ポイント

この絵は、銀河の中心でクローン兵器が夜側を向けた惑星に降りていく場面です。 7日間かけて星々を埋め尽くしました。 私は物語が映像として心に浮かび、物語を書いてから絵を描く場合。そして、絵を描いてから物語が展開される場合があります。 この絵は、物語が心に浮かび、物語の最後の場面を絵にしました。 これが、その物語です。 【忠誠(Loyalty)】 眩しすぎるくらいの星々の光の集まり。 集まりなんてものじゃない、全天が光。 辺境の空域に滞在した永い時が、この光景を驚きのものに変える。 ここは銀河の中心、恒星が密集しているところ。 仕事で中心から離れていたこともあるが、その後直ぐに久し振りに母星に帰っていた。 実は、非ヒューマノイドハントの仕事を終える度に私がいつも帰る場所は、銀河の中心ポータルである。銀河を支配する為に私の母星が造った、銀河の中心ゲート。 そのポータルの周りに通常の惑星と同程度の規模の人工の惑星が造られており、どんどん大きくなっている。それを皆、七歳の星と言っている。 そして本当の母星には、七歳の星の種族しか普通は入れない。 ある命令で、私は母星に呼び出され、不安と敵意の混じり合った心で母星へ向かった。 母星へ行くにはポータルをくぐるだけである。 私は母星に1ヶ月弱も滞在し、星の疎らなところで過ごした為、それに目が慣れてしまったのだ。 懐かしさを沸き立たせる場所ではあるが、同時に嫌悪感も沸いてしまう為、故郷は私にとってとても複雑な場所である。 私は母星に着いて直ぐに、中央管理区に向かった。 私に家族はいない。私達の種族には家族という概念は無い。カプセルの中で生まれ10年間の詰め込み教育が成される。そんな種族である。そんな種族が銀河を支配している。 中央管理区に着き、思念サインでゲートをくぐる。 受付で用件を告げ、兵器管理部に行くように指示を受けた。何でまた兵器なんだ…。 兵器管理部フロアに入り、初めて会う人に案内され説明を聞く。彼は私を知っているようだ。まあ私を知らない人はいない。ある意味とても有名人だ。 彼は私に説明しながらフロアの窓の外、眼下のものを見せた。 それは、私の巨大なクローンであった。 身体のバランスは戦いに向く様に変えられているが、間違いなく私だ。 (私達の種族は身長120cm、他の種族から見ればまるで子供だ。クローンは私達には有り得ない大人の身体なのである。) 万が一の白兵戦用にクローン兵器を造らされたのだ。 私は最初は反論したが、有無を言わせずクローンの為のエネルギーマッチングをやらされた。遺伝子情報は当然母星に保管されており、既にクローン自体は造られていた。 そして万が一ではない。確実に使うことになることは明白である。母星は私を試しているのだ。逆らうのか、従うのかを。 私は3週間を駆け、操縦訓練をさせられた。そして、私がポータルをくぐって銀河中心に帰ると同時に、クローン兵器も兵器用ポータルでやって来た。 仲間は驚きを隠しきれない様子で、船にクローンを積むのを手伝ってくれた。 40mあるクローンを私達の船に積むには、捕獲種族用生命維持バルーンに入れるしかなかった。 皆からは、何に使うのか聞きたいけど聞けない苛立ちが伝わってくる。母星からの命令だとは判っている為、私の意に反してのものだと気を使ってくれているのだ。 クローンを積み終わり、私をじっと見つめる仲間達に、私は口を開いた。 「母星から命令が出た。母星が滅ぼした種族が僅かだがその種族の太陽系の他の星に逃げ延びているらしい。その種族を総て滅ぼしてこいとのことだ。」 『まあ、そうだろうな、仕方ねえなあ』 『でも何でクローンが要るんだ、船の武器じゃあ駄目なのかい』 「ああ、私がやれと言われた」 『ひとりで?』 「ああ」 『なんてこったぁ、それでずっと訓練でもしてたのかぁ?』 「そうだ」 皆、無言になる。 暫くして猫族が囁いた。 『やれるのか』 私は言葉がなかなか出せなかった。そして 「ヒューマノイドをやるんだ」 『はあぁ』 皆、一斉に聞き返す。 『何だそれ、どうかしてるぜ』 『私達の仕事じゃない』 暫く眼を閉じていた私は 「そうさ、でも命令だ。母星は、奴等は、私を試している。」 2日後、私達は目標の惑星に向かった。仲間は皆、付いてきてくれた。当たり前だろうと言って。 亜空間を抜け、ワープアウト。 銀河の中心近くにある惑星、命令された惑星に着いた。 仲間は皆、いつもの騒がしさはなく、言葉少なく、船内はずっと静かだった。私は自分の鼓動が響くのをずっと聴いていた。 そして私は、クローン兵器に乗り、独り、惑星に降下していった。 眩い銀河中心の星々を背にした惑星へと、大気圏降下アンブレラの後に付いて降下していった。

アーティストになった理由

私が、どうしても忘れられない魂の記憶。宇宙と地球の真実の姿を知らせる為に活動しています。 2014年秋までは自動車業界の企業で開発設計を25年間しておりましたが、絵の活動の為に自主退社をしました。

メッセージ

私、佐々木晴英(ささきはれひで)が紡ぎ出す絵と物語。それは、どうしても忘れられない魂の記憶。10億年という遥かな時を超え、今、明かされる真実の歴史。 宇宙の生命とそれらが憧れる地球の女神の真実の姿を伝えます。この魅惑の世界を堪能して下さい。 アクリル絵具で描く色彩豊かな絵。彼らの光と闇の対比を感じて下さい。 0.3mmシャープペンシルで細部まで描き込まれた陰影深い絵。彼女らの艶やかさに触れて下さい。 そして彼らの物語を知って下さい。想い出して下さい。 名前である『晴れ(Hare)』は、この地球のけがれ無き蒼き空を表しています。10億年前の本当に純粋で美しかった蒼き空を表しています。 そして、あの時に還す為に、私はこの名を付けられ生まれ、真実の地球と宇宙の姿を知らせる為に活動しています。