日本のギャラリーでの販売やオーダメイドを数多く手がけてきましたが、2025年にUAEへの移住が私の制作にとって大きな転機となりました。現在、光と大地の関係性に惹かれ、高い質感をもつ抽象的な風景画を制作しています。
制作プロセスはとても物質的で、画材の質感を重ねていくことを大切にしています。アクリル、大理石粉、モデリングペーストを使い、キャンバスを彫刻するように層を重ね、平面を超えた立体的な表情をつくり出します。こうしたレイヤーは、人の感情のように積み重なり、削られ、ときにひび割れながら、奥にあるものをそっと見せてくれます。