https://www.instagram.com/mutoji_objet/

京都府生まれ滋賀県育ち。
高校生の時にアメリカの彫刻家David Smithの作品集を見て、鉄の彫刻家になることを夢みる。
高校卒業後、７年間、鉄工所で溶接等の技術を学ぶ。

彫刻以外の表現手段も含め、様々な作品を制作。

鉄工所を退職後、様々な仕事を経験しながら試行錯誤の末に現在の作品スタイルとなる。
現在、自宅の隣の空き家をアトリエとして購入し、日々作品制作に取り組んでいる。

生はひとつながりで、迷いながらあちこち様々な角度で方向を変え折れ曲がりながら過ぎていくものです。

楽しいことや辛いことを幾度も経験しながら過ぎていきます。

歩んだ人生は形になる。

そんな人生というものに私は作品を重ね合わせています。

また、人生は無から始まり無で終わると考えています。

どれだけ成功しても、どれだけ不遇な人生を送ったとしても最期は無になります。

mutojiの作品を指でたどっていただいたら分かるように、１本の線の終点は必ず始点へと戻ってきます。

私は生み出す作品で輪廻転生を具現化していきたいと考えています。

この世は色々な形で溢れています。

そんな中、私たち人間は１人として同じ人間はいません。

しかし、私たちの周りにある“もの”のほとんどは大量生産で、唯一無二のものを探す方が難しいと思います。

私はオブジェの制作をすに込めています。

先ず、唯一無二のものであるということ。

そして、この世に存在するものをモチーフとしないこと。

もしかするとmutojiの作品は、見る人にとっては“人”のように見えたり“鳥”のように見えたりするかもしれません。

しかし、私は作品を制作する時にそれらをモチーフとしていません。

生み出したいのは何物でもない形です。

これまでに見たことのない形で、見る人が「芸術のことはよく分からないけど好きな形だ」と思ってくれればそれが全てだと思っています。

その上で、見る人がそれぞれ好きな受け取り方をしてくれるのであればそれで良いと考えています。