Red and white neriage vase #04

展示中

所属

ハセムシ窯 主宰

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経歴

2004年 陶源牛頸教室 開校

2005年 大野城市生涯学習センターにて「四季の陶芸」開講(~2016年)

2007年 高齢者福祉施設にて出張教室「いろは陶芸」を開始

2009年 工房の名称を「ハセムシ窯」に改名

2020年 教室運営を休止。「練り上げ花器」の制作開始。

 

*以下は2024年1月刊行の トーマス・ホードリー著

 『練り込み:カラークレイアート』に収録。

 

田中の作品には、色土を使ったろくろ挽きの純粋な造形が見事に表現されている。彼は、無限にあるように見える花器の形に注目し、その制作スタイルに魅力的な表面のテクスチャリング技法も取り入れている。典型的な作品は、黒・灰に白、赤・茶に白の3種類の粘土を使った円盤を垂直に積み重ね、ろくろの上で中心を合わせて圧縮するところから始まる。出来上がった円筒形は、「サシボウ」と呼ばれる木製の道具で開かれる。最終的な形を作るには、伝統的なろくろ技法が用いられる。粘土が革のように硬くなったら、金属製のリブで削り、練り上げ特有の渦を巻くような複数の粘土の模様を浮き上がらせ、ろくろを回しながら金属製の道具「トビカンナ」でテクスチャーをつける。英語ではこのようなテクスチャーを「チャタリング」と呼ぶ。このテクスチャリングが田中の作品に新たな次元を与え、彼のシグネチャースタイルとなっている。

2020年、田中は教室の運営を休止し、自身の作陶活動を開始した。この比較的短い期間に、彼は競争の激しい日本の陶芸界でニッチを切り開いた。

 

作品の注目ポイント

– 伝統的な「練り上げ」技法にオリジナルの技法を加えて制作されている。

– 宇宙の惑星、時を刻む地層、または古代木の年輪を想像させる模様や質感は完全にユニークです。

– 身近なアートアイテムとして空間をセンスティブなものに演出します。

 

 

※この花瓶は約80%が陶土、20%が磁器土でできています。

 ※焼成は約1245℃の酸化焼成で行います。

※ 内側は漏れ防止剤でコーティングされています。

 

アーティストになった理由

これらの作品を世界中の人々と分かち合い、インテリア・デザインやフラワー・アレンジメントを充実させるお手伝いをすることに、大きな喜びを感じています。

メッセージ

練上手とは...

練上手(ねりあげで)とは、異なる色の粘土を練り合わせ、その伸び縮みで模様を表現する技法です。1993年(平成5年)、松井康成は国の重要無形文化財「練上手」の保持者として認定されました。

 

この技法の可能性に魅了された国内外の陶芸家たちは、さまざまなアイデアをこらして作品を制作にチャレンジしています。現在の世界の陶芸シーンで最も注目されるモデルの一つとなっています。

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