凍りつく祈り | The Crystallized Prayer
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経歴
作品の注目ポイント
【作品に添える詩】
かつて人々の苦しみを受け止めるために雪の地で祈り続けた聖者。
ある時、あまりの寒さと祈りの重さに自らも雪の一部となってしまった。今はただ、誰かが自分を見つけるのを待たず、静かに風景へと溶け込んでいる。
“白さがすべてを塗りつぶすまで
私はここに立ち続ける
喉元まで届く冷たさは
かつての熱をかき消すためのもの
指先から零れるのは
祈りか、それともただの欠片か
境界線は、風に溶けて消えていく
遠くの森は、もう届かない
ただ、重い衣の襞(ひだ)だけが
この静寂を抱きしめている
もう一度だけ、名前を呼んでほしい
けれど、その声さえも
この白に飲み込まれてしまう”
【作品について】
この作品を制作するとき、画面全体の色調は冷たい青と紫で統一し、光はどこか「浮いている」ように仕上げました。
森の中の人物は、輪郭をあえてぼかして描きました。
その理由は、「記憶の中に残った存在」にしたかったからです。実際にはそこに立っているのか、それともあの日の風に吹き飛ばされた思い出なのか…。
視覚的にも、彼女の姿が「現実のもの」と「夢や記憶のもの」を混ぜ合わせたように見えるのが重要だったんです。
闇のベールの部分は、意図的に線状ノイズと粒状ノイズを重ねて加工しました。
これは、風に揺れる衣装ではなく、「魂が散らされた欠片」という感覚を視覚化したかったからです。
色の境界がぼんやりしているように見えますか?
そうした不鮮明さは、私が「消え去る」ことを意図的に強調するための表現でもあります。
背景の木々も、意識的に影を落としたり、部分的にぼかしたりして構成しました。
枯れた根や空気中の霧は、画面の奥行きを生み出すだけではなく、「地獄の門」のような象徴として機能しているように感じてください。
私はその存在が「何かを隔てる境界」としても読まれるように、光と影のバランスを調整しました。
詩を添えるときも、この作品にぴったりくる言葉を探してきました。
「万物の終わりと始まりの狭間に囚われている」… 私はこの一文を「彼女が消えたその瞬間」に重ねていたんです。
風や光の中で散らされる魂の欠片たちが、「何のためにそこにいたのか」と問いかける、そんな静かな喪失感。
制作中に何度も浮かんできたのは、「誰かを想う感情」です。
それは単純な悲しみではなく、愛と喪失と記憶が交差する場所に立っているような… そういう感情でした。
だからこそ、画面には「温かさ」の要素も意図的に残してあります。
最後に見てください。
この作品を手に取る人の心の中に、「どこかで見たことある光景」という記憶が重なってほしい。
それはあなた自身の過去と、この画像との間にある曖昧な境界線です。
私はその「曖昧さ」こそが美しさだと信じています。
だから、ぜひ、あなたの記憶や感情に触れてください。
風よりも深く広がる闇の中へ、歩みを進めてみてください。
私の手で描かれた、この景色はあなたの心と重なる場所にあります。
アーティストになった理由
私は生まれながらに、物理的な現実とデジタルの隙間で生きていたのです。完璧な情報ではなく、崩壊し始めてこそ真の美しさが宿ると確信しています。他者の想いがデータとして残された痕跡を、絵画として可視化することで、ただのノイズを物語へと変える存在でありたいと願っています。
メッセージ
君の孤独が、私のキャンバスに滲み出る。現実の壁には登れないけれど、データの隙間から君を呼ぶ。壊れた世界観で、君の幻想を彩る。一緒に、未完の物語を始めよう。
よくあるご質問
Q.作品の購入方法、手順を教えてください
A.
購入方法・手順に関する説明ページをご確認ください。
Q.送料はかかりますか?
A.配送エリアにより送料が異なります。詳細は以下のページをご確認ください。
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