春の訪れ

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所属

会社員(外資系研究開発職)

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経歴

略歴
長崎大学工学部卒、武蔵野美大卒

作品の注目ポイント

ひときわ寒い古都の冬が終わり、春が訪れました。柔らかな陽ざしを受けながら、遠い未来に若い夢を追う娘はいつまでも描いていたいあこがれのひとつです。この絵は私がずいぶん若いころに描いたものです。たしか川端康成の古都を読んで、双子の主人公の千恵子と苗子をイメージしたものです。ほかに双子の千恵子と苗子を描きましたが、その絵は私の古い友人の家にあります。蒸し暑い古都の夏が終わり、また底冷えのする冬が来ます。祇園のお茶屋さんで、京料理を肴に熱燗でいっぱいやりたくなる季節です。

アーティストになった理由

わたしはメーカーでみなさんが家でお使いの家庭電器製品を長年開発しています。製品開発を通じてよく感じることは、磨き抜かれすぐれた技術は美しいということです。たとえば洗濯機は500個以上もの部品で構成されて、何一つとして無駄な部品はなく、それぞれが協力し合って人を幸せにする努力をしています。無駄を徹底的に省いた、調和のとれた美がそこにあります。そうしたレベルに到達しようとする取り組みそのものが、今の私が描き続けていく理由の一つになっています。

メッセージ

油彩画、アクリル、日本画など描きたい絵のイメージに合った画材を気ままに使っています。制作にあたって大切に思っていることは、自分が描いている絵に最後まで愛情を持つことです。それが見ている方に少しでも伝わればこんなに嬉しいことはありません。 白木蓮に見知らぬ鳥がとまっています。そんな夢を見たことさえも忘れてしまいそうな、春の幻想でした。