はじめまして、こんにちは。
「掌から生まれる美しいモノたち」をコンセプトに、感じたこと、想像の世界、自分自身に落とし込んだ世界観を描いております。
小さな頃から左手でギュッとペンを握りしめては、一枚一枚の絵に物語をつけていました。
庭花に住む妖精、湿った草原で冬眠中のカエル、遠い異国のお姫様。
空想の世界には色々な住人がいて、1人1人が主人公でした。
そんな幼少期の作風は今もずっと描き続けておりますが、歳を重ねていくにつれて新たな作風が生まれました。
季節が移ろう空気感や、儚いけれど優しい光、びっくりするくらい温かな暗闇。
穴が空いた襖を塞ぐ愛らしい和紙に、長い時を経て色褪せた折り紙の鶴など、日本の可愛らしい風景からインスピレーションを貰ったり。
年々感じ取る物事を思いのままに表現する作風が、今の私には合っているなと感じるようになりました。
「光の粒纏う動物」シリーズは、大小様々な光の粒が躍動感溢れる動物の身体からパァーッと零れ出るように描いたシリーズになります。 動物達が走り去った後にはキラキラと光に溢れた世界が生まれるようなイメージで描いています。
昔から描いているメルヘンな世界観も、空気感を描き取る世界観も、私が描く絵は全て下描きは致しません。
想いのままに筆を踊らせ、感情や心の声を大切に、勢いのある止まらない筆使いを大切にしております。
移ろう季節の音に耳を傾け、感じ、フワッと香り立つような、そんな作品作りを心掛けております。
また、一枚一枚の絵に纏わる文章を綴ることも大切にしております。
私の絵を通して、何かを懐かしく思い出したり、あたたかな気持ちになって下さると幸せです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。