EYE TO EYE X

¥97,900 (税込)
お買い物カゴに追加

For customers who are interested in purchasing art from outside Japan.
Please click the button above for further information.

作品の再販やオーダーメイドについて
作家へのお問い合わせはこちら

作品について問い合わせる

所属

SNS

masumi-shirai.com

インスタグラムshirai0506

 

経歴

1980 登龍会展 奨励賞 1982 ミニチュアー大賞展 奨励賞 1985 現代洋画精鋭選抜展 銀賞 1986 同記念大展 銅賞・有楽町 波瑠 第一回個展 1988 カスタムメード・アートコンクール 金賞・銀座 正光画廊 個展 1989 ギャラリー波瑠 第2回 個展・安田火災プラザギャラリー個展 以降2000年まで休筆 2001 茂原市立美術館ギャラリー 個展  2002 信州高遠四季展 秀作賞 2003 津 松菱デパート 個展 2004 松阪 三交百貨店 個展 2006 FUKUIサムホール美術展 佳作 2008 小山田美術館 個展 2009 日西墨三国交通発祥記念公募展 町長賞・ 大王大賞展 秀作賞 2010 川の絵画大賞展 入選・ふるさとの絵画大賞展 入選 2011 FUKUIサムホール美術展  オリジン賞 ・ 世界絵画大賞展 サムトレーディング賞 ・第一回 宮本三郎デッサン大賞展 入選 ・アートムーブ2011入選 2012 大王大賞展 銀賞・全国公募IZUBI 入選・世界絵画大賞展 入選・小江戸川越トリエンナーレ 入選 2013 第2回 宮本三郎デッサン大賞展 入選 2015 名古屋栄 中日ビル 第一回「鉛筆の力」展 2016 名古屋市民ギャラリー 栄 第2回 「鉛筆の力」展 2017 鈴鹿ハンター 第3回「鉛筆の力」展

以降、2018からは公募展出展休止・サイト活動                   各地で個展多数   現在 無所属

炭材作品 通信講座開設

 

 

作品の注目ポイント

現在、諸事情によりSNSはやっておりませんが、コロナウィルスに疲弊し、外出自粛されている方のために、少しでも有効な時間の使い方の一つとしまして、僕の炭材作品が完成に至るまでをご紹介いたします。

作品画像に対応して、順に上から解説していますのでご参考にして頂きましたら幸いですす。

① この写真を絵画にいたします。 ハガキ大のプリントです。詳細は大体掴めますので大丈夫ですが、暗い部分は多少の描写力、想像力を必要とします。 描くサイズは436×340 デッサン額縁・大衣に額装の予定です。

② 大体の輪郭であたりをつけます。 体毛の光っている部分を考慮しながらバックにボカシを施します。この作品に限らず、体毛がある動物の場合ハッキリしている箇所は眼、鼻、口となりますので、そのバランスはこの時点でしっかり決めないと後での修正はできません。 この作品では眼から描き始めることにしました。

③ 眼の周りから少しずつ描いていきます。 写真ではかなり暗く映っていますが、最初は比較的明るく描いておきます。 今回、水彩絵の具で着色を施しています。 眼を描き込んだだけですが、白い紙に生命が吹き込まれていきます。

④ 眼の周りから徐々に額の部分へと移行していきます。 写真とそっくりに描くという事は、この作品の場合難しいですから、この時点では多少アバウトで構いません。

⑤ 額から鼻の部分へと進めていきます。 ゴリラの場合は眼から鼻にかけての皮膚の表現が一番難しい作業かもしれません。 写真とまるっきり同じような描写は不可能ですから大体で妥協します。

⑥ 口までの輪郭が何となく掴めましたら、少しずつ顔の毛を描いていきます。 この時点では口元等、線の表現ですからまるでチンパンジーのような可愛い雰囲気で少しホッコリします。 真ん丸な眼が可愛く見えます。

⑦ 両頬の毛をアバウトに描き込み、体毛の輪郭も加筆します。 この時点でようやく全体像が見えてきました。 この作業までは描いていてあまり楽しさは有りませんが、何となく絵の完成形が視認できて安堵感は生まれます。

⑧ 口元を描きこんでいくと何となく写真に近づいていきます。 しかし、まだ可愛い感じは否めません。 この時点で、⑦の過程で描いた部分をボカシていきます。 この作業で白い箇所が埋まり、質感がでてきます。

⑨ ボカシが終わったら、再び最初の工程に戻ります。 眼の周りを更に描きこんでいきます。 皺を描きこむことによって徐々にリアリティーが増していきます。 それなりのサイズですから一気に描いていると少し疲れてきます。 この時点で要した時間は3時間ほどです。 まだデッサン感覚ですから気楽さが勝っているのが救いです。

⑩ 更に描きこんでいきます。 進めて行く手順は基本、絵に向かって左からが理想です。 本来、左上からがセオリーですが、この場合は毛並みの描き込みに順じていきます。 右利きの方は、右から進めて行くとどうしても左を描くとき手を添えるので、紙が汚れてしまいます。 鉛筆画の場合もそれなりに汚れますが、炭材ですからその比はかなり高くなります。 また、指紋なども許されませんから、基本、手袋着用が一番のお勧めです。

⑪ 頬から額へと進めていきます。 加筆と並行して絵が完成していきます。

⑫ 更に描きこんでいきます。 この時注意することは、単に鉛筆を走らせているだけではないという事です。 写真をジックリ観察しながら、毛の流れ一本一本に留意しながら進めて行く事が肝要です。 これは動物画全般に共通項ですが、毛並みの表現が眼の表現の次に大切な事ですので、是非手抜きはしないで欲しいと思います。

⑬ 取り敢えず、アバウトながら全体に毛並みを施しました。 作業としてはここで初めて一段落となります。 後は再び元に戻りながらの描き込みとなります。 これからの作業が少し楽しい時間となります。 まだまだ、この時点で僕の中ではデッサンに毛が生えた作品の状態です。

⑭ 口元を重点的に描きこんでいきます。 写真ではかなり暗くなっているという事は、鼻から上唇より下唇、顎の部分に光が当たっていないので窪んでいるという判断です。 皺、汚れというより、元々色も濃くなっているのでしょう。ここを暗くすることで鼻から上唇の部分が強調されて立体感がでます。

⑮ 画像ではあまり明確ではありませんが、口元から、頬、更に眼の周り、皺の部分等、少しずつ、俯瞰加筆を施しています。 これから、完成に向かってラストスパートとなります。

⑮の作業工程の中で、かなりの描き込みとなっています。 写真に比べ瞳孔の部分はあえて明るく抑えました。 顔の輪郭も比較的細く仕上げて男前ぶり?をUPしました。 自分の感性で自由に描けることが写真とは異なった大きな利点です。 絵画全般に共通することですが、僕の場合は全てエンドレスです。 完璧な仕上がりになった作品は千点以上の作品の中でもほぼ皆無ですが、どこかで見切りをつけ、蛇足にならない程度でサインを入れて終わりとなります。

この作品は額装にてお届けいたします。

未曽有のこの様な形での自粛の時間を、僅かであっても何かに没頭することによって、多少でもストレス解消になるかも知れません。  とにかく、先ずは楽しい時間を持つことが一番です。 お一人で・ご家族で普段ならやらない落書きでお子様と共に批評し合って、笑い転げる姿を望んでおります。  誰かが描くお題目を出し、それを各々が想像で描いていく。 海老とか象さん、ニャンコにワンコ・・。 頭には映像が浮かんでいてもそれを絵にすることが如何に難しいかわかります。 僕など、絵描きさんといわれていますが、このゲームでは小学生以下の絵しか描けません。 当然、皆の笑いものになります。 おそらく、しばらくは誰の顔にも満面の笑顔請け合いです。(笑)

※ 画像数の関係で解説文との対照が不完全であることをお詫びいたします。 

アーティストになった理由

好きだから・・職業画家で生きていく不安や辛さより、ただ描くのが好きだから・・それに拘って40年続けています。 自称画家は石を投げたらすぐに当たるほどいるらしいけど、純粋に絵画だけで食っている人はほんの一掴み・・らしい

メッセージ

写真を凌駕した存在感、リアリティーのある作品制作を常に指針としています。時には抽象に走りそうな気分の時もありますが、存在の限界・ありのままの限界の世界を少しでも覗いてみたい・・そのうち壊れるかも知れません。

http://shirai-masumi@jimdo.com

shirai.masumi@aqua.plala.or.jp

 

 

よくあるご質問

Q.作品の購入方法、手順を教えてください
A. 購入方法・手順に関する説明ページをご確認ください。

Q.送料はかかりますか?
A.配送エリアにより送料が異なります。詳細は以下のページをご確認ください。
配送方法|送料・代引手数料について

Q.購入を検討している商品の仮押さえ・取り置きは可能ですか?
A.商品の仮押さえ・取り置きも可能です。作家と相談の上、ご対応致します。
ご検討中の作品がございましたら、各商品ページにございます「作品について問い合わせる」ボタン、もしくはお問い合わせページよりお問合せください。