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１８回尾道絵のまち四季展入選。

広島県　鞆ノ浦にある対潮楼からみられる佳景

です。

 この景色は、有名なので、作品コンセプトはなにか?といわれますと、見事な景色、と一言です。

作製手順について、申してみます。

 着目して頂きたい点：

①表題✵

表題は、つけておけば、一目瞭然にタイトルが知れ、絵に貫禄がつきます。

ただ描かれた絵をみると、ただのその絵になりますが、表題をわざわざいれることで、やや、その絵が、漫画チックになります。

もしくは、洒落た感じになり、肩の荷がおりる感じになります。

見る人によっては、邪魔に思う人もおるでしょうが、わたしは、欠かさずいれていきます。

②海の色✵

今回、海は、ほとんど、インクを消耗しておりません。島と海の境い目、際を、うすい水色で着色しました。

あとの大部分は、ぬらず、白のままにしておくことで、光がかなり反射した海となっております。

③山✵手前の山と、奥の山

今回の景色では、手前が、濃く、奥が、薄くなるように緑色で着色してあります。

遠い景色のほうが、薄い色になるのが、風景の通例であります。

 ④部屋の中✵

この風景は、対潮楼の一室からみたものでありまして、部屋の中の暗い感じと、眺めた外の明るい感じの相違を、やや意識して観てもらいたいです。

 ⑤部屋の中と外の景色✵

部屋の中の上、下部に、青むらさきのぼかしをいれました。こうすることで、見た際に、恍惚感が得られます。青むらさきとゆう色もあいまって、やや、妖しい感じも漂やわせたいと願います。

 さらに、部屋の手前の畳と、敷居との、暗いぼやけた陰影を強く観ていただき、恍惚感を抱いてほしいと思います。

⑥空✵

はじめ、空は、赤一色にしようかとおもいましたが、原画は、橙色の夕刻にし、コピーを、赤にしました(ホームページにて掲載)。

橙色の夕刻の空は、恍惚感が増すと踏みました。

赤は、妖艶さが、狙いなため、ぜひ、そちらも、ホームページで、観ていただきたいです。

左上の恩寵は、

✧ばさら人✧の恩寵です。この絵を観た方、手に入れた方は、ばさら人の恩寵を得ることができるように、込めて描いています。

ばさら(婆裟羅)が示すように、いついかなるときも、自分をみうしわなず、自分らしく振る舞う力を得ます。