凡二郎と牛蔵
For customers who are interested in purchasing art from outside Japan.
Please click the button above for further information.
作品の再販やオーダーメイドについて
作家へのお問い合わせはこちら
所属
タクシーサラリーマン。
SNS
ホームページ
gallery-maruhadaka.com
経歴
18回尾道絵のまち四季展入選。
作品の注目ポイント
ばこたは旅立った。と或る山奥にである。こないだ、仕掛けたワナを観てやろう、一級品のワナをこおたんぢゃ。ハヤブサ・ニュータイプ、これはじつにええ。
「己れが仕掛けた場所はこのあたりのはずぢゃ、ん!? なんか様子がヘンぢゃ!観てみろ、あっちの竹が、ゆさゆさゆれとるで!下におりてみよう、ななな、かかっとったで!」
ばこたは、すこぶるこころを昂らせたのであった。彼はすぐさま目の前の大敵を、どうしても手中にいれたくなった。
よおし!鼻をくくれ!こりゃあ、150キロはゆうにあるだろう、こがあなやつにしゃくられたらひとたまりもにゃあ。すぐさま四肢を封じてやれ!みろ!オスキバぢゃ!オオイノシシの牛蔵たあ、こいつのこった!」
彼は、大太ハンマーを取り出し、脳天へ打ち下ろしました。瞬時にオオイノシシは気絶しました。
「よおし!コロンビアナイフぢゃ、これで極上の猪 肉をいただくとしよう。バサバサバサ。—–
しばらくすると、解体中のこの川べりの遥かむこうに、巨大な川面波紋が浮かび上がってきた。どくどくどく、、、と唸るような音を出して、泡が出てきたかと思うと、ぬっぺりとした頭があらわれた。
「な、、な、なんぢゃ、ありゃ~。」
デカすっぽんこと凡二郎が、そのぬめねめとした巨躯をあらわしたのであった。ゆっくりゆっくりこちらへ向かってくる。
やはり、猪肉を食らわんと向かってくるんぢゃろう、
「おい凡二郎、鍋はすでにこしらえた、どおぢゃ、おぬしも1杯やらんか?」
「ほほう、ばこたよ。気が利くでねえか。わしもいま腹が減ったところよ、猪 鍋、食わしてけれ」
上空あたりには、トンビとたぬきも、狙うておったが、凡二郎とばこたは、陽射し豊かな竹やぶの中で、仲良く晩酌を交わしたのであった。
完
アーティストになった理由
スッポン愛。
メッセージ
より巨大なスッポンを描いていく。
よくあるご質問
Q.作品の購入方法、手順を教えてください
A.
購入方法・手順に関する説明ページをご確認ください。
Q.送料はかかりますか?
A.配送エリアにより送料が異なります。詳細は以下のページをご確認ください。
配送方法|送料・代引手数料について
Q.購入を検討している商品の仮押さえ・取り置きは可能ですか?
A.商品の仮押さえ・取り置きも可能です。作家と相談の上、ご対応致します。
ご検討中の作品がございましたら、各商品ページにございます「作品について問い合わせる」ボタン、もしくはお問い合わせページよりお問合せください。