絵は昔から、私にとって静かな時間に寄り添うものでした。
人の目を気にしたり、考えすぎたり。ちゃんと生きているつもりなのに、どこか心が置いていかれる感覚があります。だから家に帰って、一人になって、静かな部屋で過ごす時間を大切にしてきました。
私の作品も、そんな時間にそっと馴染むものを描きたいと思っています。気持ちが追いつかない日。少し疲れた日。ふと目に入った時に、ほんの少し呼吸がしやすくなるようなもの。
派手に主張する作品ではありません。でも、「なんかわかる」「この空気感、好きだな」と感じてもらえたら嬉しいです。
部屋は、過ごす時間が長いほど自分そのものになっていく場所だと思います。誰かの落ち着ける空間づくりに、そっと役立てる一枚になればと願いながら描いています。