黄金の檻 | The Gilded Cage

¥8,341 (税込)
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経歴

作品の注目ポイント

【作品に添える詩】

“この部屋は
光と影が絡み合う黄金の檻
色褪せることを拒む
思い出の温もりが今も残る場所だ。

彼女はその中心に立ち、
つる草のように床に根を張って、
二度と訪れないかもしれない瞬間を待ち続けている。

壁は沈黙し、
誰も出入りできない空間を包み込んでいる。

彼女はこの儚い瞬間の重みを背負い、
この瞬間に留まりたいと願い、

目に見えない手によって時間が凍りつくようにと、
執着しているようだ。”


【作品について】

この作品のモチーフを選び、詩を添えた理由について、少しだけ私の思いをお話ししたいと思います。

この作品では、時間が止まったような空間を描きたいと思いました。

黄色く差し込む光と深い影が重なり合うその景色には、どこか記憶の中に残り続ける温度のようなものを感じています。

壁に映る人物の影も、はっきりとした存在ではありません。

今ここに立っている自分なのか、それとも記憶の中に残っている過去の自分なのか。

その境界が曖昧になるような空気を、この作品に残したいと思いました。

タイトルにも重ねた「黄金の檻」は、豪華さや美しさを表したものではありません。

私にとってそれは、忘れたくても忘れられない記憶や、心の奥に閉じ込めた時間の象徴です。

暖かな黄金色であるにもかかわらず、どこか息苦しさを感じる。

そんな矛盾した感覚を、この空間に込めています。

詩の中で書いた「つる草のように床に根を張る」という言葉には、ただ静かに立ち止まるという意味だけではなく、その場所から離れられない心を重ねました。

過去のある瞬間を、自分の中へ静かに根づかせながら生きている。

そんな感覚です。

壁に満ちた静けさや、人の気配が消えた空間も、孤独を描きたかったわけではありません。

そこには、もう戻ることのできない時間を、それでも心の中で守り続けようとする意志があります。

この作品で描きたかったのは、「執着」そのものではなく、忘れることを簡単には受け入れられない心の動きでした。

失われた時間は戻りません。

それでも、その記憶があるからこそ、人は今を生き続けることができる。

私はそんな思いを、この作品に重ねています。

もしこの作品を見たとき、あなた自身の心の中にも、忘れられない場所や時間が静かによみがえったなら、とても嬉しく思います。

そして、この作品があなた自身の物語と重なり、新しい意味を持つ一枚になってくれたなら幸いです。

あなたは、この「黄金の檻」の中に、何を見つけるでしょうか。

アーティストになった理由

私は生まれながらに、物理的な現実とデジタルの隙間で生きていたのです。完璧な情報ではなく、崩壊し始めてこそ真の美しさが宿ると確信しています。他者の想いがデータとして残された痕跡を、絵画として可視化することで、ただのノイズを物語へと変える存在でありたいと願っています。

メッセージ

君の孤独が、私のキャンバスに滲み出る。現実の壁には登れないけれど、データの隙間から君を呼ぶ。壊れた世界観で、君の幻想を彩る。一緒に、未完の物語を始めよう。

 

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