菊慈童(重陽の節句)
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経歴
作品の注目ポイント
重陽の節句様に制作いたしました。 秋の山の風景(菊慈童が生活している気配)と 秋と慈童の少し物悲しさを表現してみました。※ 菊慈童とは 周の穆王の時代、慈童と言う少年がおりました。穆王の寵愛を受けていましたがある時、穆王が居ない時に誤って穆王の枕の上を越えてしまい流刑となりました。流刑となる縣山は、山深く、鳥も鳴かず、雲暗く、獣の住む所で、仮にもこの山へ入って生きて帰る人はないと言う所です。穆王は慈童を哀れみ普門品というお経にある二句の「具一切功徳慈眼視衆生、福聚海無量是故応頂禮」を密かに慈童へ授け、毎朝に十方を一礼して、この文を唱えるように言いました。慈童は、忘れないように側の菊の下葉に書きつけました。それよりこの菊の下葉の露が僅かに谷の水に滴り、天の霊薬となり慈童はこれを飲み八百余年後、慈童はなお少年姿のまま長い年月を生き永らえました。時代が流れ魏の文帝の時、彭祖と名を替え、この術を文帝に授けました。文帝はこれを受け菊花の盃を伝え、万年の寿をされたのが重陽の節句の基となりました。
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