医療従事者支援アートチャリティー作品「無防美」

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所属

刺繍アーティスト

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経歴

 略歴

岩手県出身 札幌在住

2005 セツモードセミナー研究科卒業

2008 AIT(アーツ・イニシアティブ・トウキョウ)

   アーティストコース卒業

2013 あとさき塾(絵本講座)

2014 EWAA Londonアーティストインレジデンス参加

 

個展・活動

2007 art&river bank depositors meeting 参加

2008 ゲイサイミュージアム#11 参加

2015 テラダ倉庫ART STAND EXIBIHION参加

2015 TUTAYA企画 Next break creators グッズ販売

2016 第6回東京アンテパンダン展人気投票上位者展ⅡEarth+gallery

2016 Makers` Base企画 風呂敷三越展示販売
2016 New York Ashok Jain Gallery(TAG BOAT Independent入賞者展)

2016 白衣屋のアート展参加(テラダ倉庫 T-art gallery)

2016 Art of giving展参加(MDP gallery)

2016 アートを借りる展参加(テラダ倉庫 T-art gallery)

2016 おぎやはぎ矢作兼キュレーションYAHAGI`S SENCE展参加(テラダ倉庫 T-art gallery)

2016 札幌アートフェア出展

2017 第12回タグボートアワード入選展(世田谷ものづくり学校IDDギャラリー

2017 LOFT銀座店アートフロア展示販売

2017 信じていたもの凹が空いていた展参加(武蔵小金井シャトー) 

2017 田園城市書店展(台北)

2017 ホフディランキュレーションSMILE展参加(テラダ倉庫 T-art gallery)

2017 中目黒SPACE M個展

2017 札幌アートフェア出展

2017 FEI ART MUSEUM YOKOHAMA 絵・本・展vol.6展示

2017 spiral take art collection 2017 蒐集衆商出展

2018 Human Museum Myster's choice展(タンバリンギャラリー)

2018 第13回タグボートアワード入選展(世田谷ものづくり学校IDDギャラリー)

2018 art point gallery Sence展参加

2018 art formosa台北出展

2018 台中藝術博覽會出展

2018 MDPギャラリー30周年記念展出展

2018 -コレクター山本冬彦が選ぶ若手作家展-INTRO7(アートコンプレックスセンター)

2018  企業コラボ東京プロジェクト2018 フェルメールトリビュート展(MDPgallery)

2019 tagboat&hankyu THE QUARTET展 

2019 rooms experience37 出展

2019 Contemporary Art Salon 2019春季出展(台北Art Center Taipei)
2019 Art Point Gallery Exhibition in Paris出展(パリ galerie METANOIA)

2019 青参道アートフェア出展(TRICO FIELD TOKYO)

2019 吉本興業60周年記念 Mr.オクレと60人のアーテイスト展(laugh&peace gallery)

2019 アートソムリエ山本冬彦推薦作家による装幀画展2019(金沢ギャラリーMUSEE/銀座枝香庵)

2019 Contemporary Art Salon 2019秋季出展(台北Art Center Taipei)

2019 渋谷芸術祭 渋谷アートアワード2019入選展(渋谷区役所)

2019 Japanese artist exhibition(台北googleオフィス)

2019 浅間明日美個展2019(Art Point Gallery

2020 パーソナリズム/Personarhythm(大阪スナバギャラリー

2020 RIVER TV PLAY STORE開局記念展(MDPgallery)

2020 My Dog Lassie マイドッグラッシー 山川コレクション(金沢アートグミ)

2020 フレンチチーズウォークin中目黒×企業コラボプロジェクト(MDPgallery)

2020 ヤバめの金属バット工場(laugh&peace gallery)

作品の注目ポイント

【こちらの作品は、thisisgalleryさん企画の<医療従事者支援>アートチャリティー参加作品です。作品価格(税抜)の20%を、医療従事者の方々と医療現場に寄付されます。

無防備とは、備えがない、警戒心がない、というどちらかというとマイナスな意味合いが強いですが、今の時代無防備で生きることはとても危険であることは誰しもが感じていることかと思います。

なんの備えもなく、この時世を生き抜いていけるのは、聖者ぐらいでしょうか。

今回この、医療従事者支援チャリティーに参加するにあたって、まさに「防備」はキーワードであると思いました。

そんな息苦しさを抱えたまま身も心も固くなった人々が疑いや怪訝で、お互いを監視し合う社会になりつつある危険性を私は感じています。

緩む瞬間とは、その反対なのではないでしょうか。ふとした笑顔や、ふとしたやさしさにふれたとき、人は固さが緩みます。

逆に緩みがないと、その隙間すらない。

無防備であれ、ということではなく、その余裕や動きは大切だなと感じることが多々ある日々です。

私は、力んでいた肩の力が抜ける瞬間は日常にあり、その小さな瞬間を感じていられる緩みが大切だと思っています。

花や自然の美しさを感じたとき、大切な人とふれあえた時、、人により大切な瞬間は様々です。

世界がこうなる前、田舎の実家に帰省したとき、野ウサギが草むらを飛び跳ねたり、止まったりしていました。

無防備におしりをこちらに向けている様子はとても可愛く、自然との一体感が美しく、印象にとても残りました。

そのとき、「無防美」という言葉が浮かびました。

あなたの空間が少しでも緩みますように、、。

アーティストになった理由

 キャンバスを支持体にし、糸やラインストーン、ビーズ、スパンコールなどを使用し、絵を制作する。

 

空間には見えないあらゆるものが存在しています。
空気や電波、粒子など誰もが信じているもの。

見えずとも感じる視線、気などがあります。

 

日常的には深く考える機会が少ないこれらのものが及ぼす影響は、

私が制作をするときの重要度は大きいです。

この存在を軽んじることは作品完成にとって大切なものが抜け落ちているも同然です。

 

作品の構成要素は私のイメージ、直感、場の情報が私の体を通して物質化します。

無から有へと生み出す過程で、見えないけれど大切なものが作品に宿っていくのを身体感覚として感じながら、

創造しやすかったのが私の手法である刺繍です。

 

昔は子供を魔から守るため親が子供の着物に魔よけの刺繍を施す背守りという習慣がありましたが、

刺繍にはそのような力が宿ると信じていた人々の思想に触れたとき、

私自身一針一針作品を縫うときも感じていたことだったので、深く共感するものがありました。

 

そこに宿る力、気、粒子はエネルギーの良いものを込めるという意識をして制作してます。

部屋に飾って、目に入り、常に日々触れる作品はそのようなものであってほしいと自分自身が感じているからです。

メッセージ

作品制作にあたっての思い

 

大阪で展示をしたときに、

「あははは~!君バカだねー!最高!」

と言われました。

 

これは私にとって、うれしい誉め言葉でした。

 

私の絵を見て、楽しい気持ちになる

面白い、などは時々言ってもらえる言葉で

これももちろん嬉しいのですが、

「バカだね!最高!」は通常ならさげすむ言葉として使われる「バカ」を初対面の人には普通言いませんが、

その垣根を私の絵を通すことによって、取り払われたと思うからです。

 

私自身が絵やアートに触れるとき「ああ~、いいなぁ~」と心に染み入り、心が食べるご飯と感じます。

人間はただ生きているだけ以外の栄養があると思う瞬間でもあります。

 

私の絵を見て、笑いがこぼれたり、私ももっと自由でいいんだ、とかフッと気を緩めてもらえるようなものを感じてもらえたら嬉しいと思って日々制作しています。

 

地震や災害がきたとき、世界はどうしても暗い方向にいってしまいます。

自粛や制限などがうまれギスギスしていく、、、。

みんな頑張っているのに、私だけこんなことやってていいんだろうか?

と楽しく絵を描いている自分に自問自答したことがあります。

 

そんなとき、凝り固まった心に、道端の花が美しく凛と咲いている姿が飛び込んできて、

心が溶けていくのが手に取るようにわかった経験があります。

花は世界が暗くとも枯れないし、私は咲いていていいんだろうか?などと考えず、美しく咲き続きける。

そして、それに癒される人々もいる。

 

ルノワールが戦争で世界が暗かったとき、絵ぐらいは美しくありたいという思いで描いていたということを知り、

強く共感しました。

 

世界をつくる意識は自分の中にあり、どの世界を見るかは自分の自由選択である。

 

「きれいごと」とすまされそうな考えに聞こえるかもしれませんが、

美しい世界を見続けることは修行のようだと思えるのです。

 

目をそらすとは違う、嘆き悲しみの世界に居続けることをやめ、

自分の見る世界を作っていくという修行も

絵と向き合うことにより、忘れないでいることができます。

 

そして、そんな世界を共有できることは喜びです。

そう思いながら、絵としてその世界を三次元に物質化させる日々です。 

 
 

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