なし
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人の横顔、山並みのようにも見える形を
さまざまな色で塗り分けたのち
絵の具を洗い流す。
剥がれ落ちた形の痕跡を辿りながら
間隔を保ち覆い隠す。
すると残ったものの輪郭が浮かび上がる。
色や形は日常の目に見えるものを抽象化しています。
絵の具を洗い流すことにより存在の不確かさを
不確かさを覆い隠すように成り立つ面は実在を
浮かび上がる輪郭が個としての成り立ちを想起させるシリーズを制作しています。
小さな頃から絵を描くのが好きでした。
いや理由でした。
理由と言うのは、そこに存在するための理由です。
絵は術でした。
毎日のようにこどもが絵を描く姿を見ていると
自分がなぜ絵を描いていないのか
とても不自然に思えました。
描くことはすぐ側にあり続けていて
好きだから描きたいと思う
やってみたいからやってみる
単純な理由でも、立派な理由でした。
いつからでも遅くない。