瞳のない子を描いています。
元々瞳を描き入れるのが苦手でした。そこである時、瞳を入れず未完成のまま作品を完成させたところ、非常にしっくり来たのです。
だるまも瞳が入っていません。
だるまの様にわたしの絵を実際に手にしてくださった方の願いや祈りが叶った時に、その方が瞳を描き入れることでわたしの作品が完成しても良いのではないかとも考えています。
何事も完璧でなくても、例えそれが未完成でも良いじゃないかという思いも込めています。
「瞳がない」イコール「白目」なわけですが、恐ろしくならない様に、見て下さる方が不自然に思わず気色の悪い違和感を感じないように心がけています。
「瞳がない」のは不思議なことですが、あなたには「あなたなりの瞳」が見えていますように。
この世には目に映るものが全てではないはず。
目に見えない幸せに囲まれて生きているのだから。