春の日差しを浴びて流れる小川、夏の夕立、秋の深い霧、そして冬、しんしんと降り積もる雪
雨や雪、霧、露など、水に関わる自然現象が好きです。湿度の高い土地だからこそ見ることのできる風景があると思います。一方でそれは刻々と変化していきます。雲も霧も、瞬きする間にもその色や形を変えていきます
移り変わるものたちの一瞬のきらめきを少しでもとどめておきたくて、作品を作るようになりました
現在は岩絵具を使って絵を描いています。漂う水の粒をあらわすのに、岩絵具の粒は、そのやさしい色あいも、大小さまざまな粒の質感もぴったりだと思いっています