無所属
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1963年 岡山県に生まれる1987年 武蔵野美術大学造形学部 油絵学科 卒業個展1994年 POSI賞展(調布画廊)1995年 個展(なびす画廊)グループ展1991年 ACRYLART展(目黒区美術館)2006年 北陸中日美術展(金沢21世紀美術館)2016年 ShareArtAward2016(横浜赤レンガ倉庫 1号館 スペースABC)2017年 A.R.A.2017(Azabujuban Gallery)受賞歴1990年 第5回ホルベイン・スカラシップ
1994年 POSI大賞
評論家 針生一郎 ~第二回POSI賞 案内状より~彼は色彩を抑制し、形態を除外して、画面に連想的なイメージをつくりださない。その上で色彩、筆触、線、絵肌の総合的な組織化により、印象派以後自覚されてきた「見えない絵画」のイメージをよびおこそうとする。それが第二次大戦直後の抽象表現主義に近づくのは、偶然でしかない。
絵画のために残された、わずかながら豊かな根拠を拠り所に、目に見える領域、さらに見えない領域での絵画の在り方を模索したい。
文学、舞踊、演劇、映画にできることが美術にはできない。美術とは視覚に頼る芸術であり、現実の表現、演出、展示による効果は美術を弱体化させる。その事象から目をそらさず、その理由を求め、正面から立ち向かう。一方で、全ての芸術に共通する作品の構造や成り立ちがあり、芸術の共通性に関わることも求める。芸術に不要な内容や表現を排除し、芸術としての意志を作品に変換すること。絵画に必要な表現は、ディテイルやニュアンスを超えた、容易には見えない領域で実行される。