Mystique in Bloom #269: 霧の娘と記憶の森

¥14,366 (税込)
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所属

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経歴

米国の現地高校卒業後帰国し、グラフィックデザイン専門学校に入学。そこでアートに目覚め、アナログとデジタルの両方を独学しながら作品製作に取り組む。

アート雑誌への投稿やアートイベントへの参加を重ね、その後ウェブデザイナーとして数年勤務した後、フリーランスとして活動を始める。

オリジナルで製作したTシャツなどのグッズ類が好評を得て、十年以上にわたり数千点以上販売、現在もほぼ毎日売れ続ける商品となる。

長年の手描き経験を経て、独自のデジタルドローイング手法を確立。その後、AIツールを製作工程に取り入れ、MystiQueenとしての活動を始める。

作品の注目ポイント

【作品イメージ】

 

 

 

まずは詩を一首…

 

 

霧に消えた名を呼べば

 

青き瞳に映る影

 

過去の夢は囁きとなり

 

森の奥へと誘われる

 

歩むほどに薄れる時

 

触れた記憶は霧に溶け

 

迷い人はただ一輪の

 

青き花へと生まれ変わる

 

 

 

 

霧の娘ヴェイルは、深霧の森に佇む霧の精霊である。

 

彼女の姿は永遠に変わることなく、青白い肌と澄んだ瞳を持つ少女のように見えるが、その正体を知る者はいない。

 

森に迷い込んだ旅人の前に静かに現れ、過去の記憶を霧の中に映し出す力を持つという。

 

 

彼女の瞳に映るのは、忘れ去られた約束や、失われた時間の残響。

 

霧の向こうに見えるものは真実か幻か、それを知るのはヴェイルのみである。

 

森を抜けることを許された者は、過去と決別し、新たな道を歩むことができる。

 

しかし、彼女の眼差しに囚われた者は、己の記憶に溺れ、永遠に霧の中を彷徨うことになるという。

 

 

ある日、一人の旅人が森を訪れた。彼は愛する者を探し求め、ヴェイルの前に立つ。

 

しかし、彼女の瞳に映るのは遠い昔の幻影……彼が求める者はすでにこの世にはいなかった。

 

霧の中、ヴェイルは旅人の手を取り、静かに微笑んだ。

 

「あなたはまだ、生きる者の世界に属しているわ。」

 

 

彼女の声は風に溶けるように優しく、しかし冷たかった。

 

 

 

旅人は首を振り、彼女と共に行くことを願った。

 

 

 

だが、ヴェイルはそっと彼の額に触れ、その瞳を閉じさせた。

 

 

次の瞬間、旅人は森の入り口に倒れていた。

 

 

朝霧が晴れ、陽が差し込む中、彼はひとりきりだった。

 

 

ヴェイルの姿はどこにもなく、彼の手には見たこともない青い花が握られていた。

 

 

彼は森の奥へ向かおうとしたが、足がすくんで動けなかった。

 

ただ胸に広がる喪失感と、かすかに残る彼女の温もりが、現実だったことを告げていた。

 

 

旅人は二度と森へ向かうことはなく、ただ彼女の面影を胸に抱きながら、生きていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mystique in Bloomは私の複数ある作品コレクションの一つで「幻想的な自然の中にある神秘」をイメージしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【作品について】 

 

 

 

 

 

 

私が個人で製作したオリジナルの作品です。

 

 

原画ではなくキャンバスにプリントした作品となります。

 

 

手作業による製作工程にAIツールを加え、心を込めて製作しています。

 

 

一点ものとなりますので、裏面にサインを入れさせていただきます。

 

 

この作品を気に入っていただけましたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☑ 画像はイメージとなりますので、色味や質感が実物と若干異なる場合がございます。

 

 

☑ 受注生産になりますので発送までに3日前後頂いております。

 

 

☑ 発送時の梱包材にリサイクル品を使用させて頂く場合がございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーティストになった理由

子どもの頃から美術はつねに好成績で、特にシャーペンだけで描く写実画が得意でしたが、アーティストとして食べていくのは無理だろうと感じていたので、米国の現地高校卒業後、東京のグラフィックデザイン学校に入学。在学中のある日、突然スケッチブック数冊がすぐにいっぱいになるほど絵のアイディアが湧き始めて、それから、やはりアーティストになりたいと思うようになり、独学で練習したり、デジタルアートを学びながら、作品を雑誌に投稿したり、デザフェスなどのイベントに参加するようになりました。

メッセージ

私の作品は、作品と詩を組み合わせた、ナラティブ・エクフラシス(物語的絵画詩)と名付けた独自のスタイルが特徴です。

絵と詩を組み合わせると、観覧者をより深く没入できるのではないかと考えています。

 

私は子どもの頃、学校ではマンガ家の絵を誰が一番上手く描けるかが流行っていました。私もクラスの人気者になりたくて、一生懸命真似て描いていましたが、結局、他の子のほうが上手かったですし、同じ絵を皆で描いても面白くないと感じました。そこで、自分で独自のキャラクターを考えて、マンガや絵を描くようになりました。

昔から今でも、私はオリジナリティを保つため、できるだけ他の作品を見ないようにしています。世間にはさまざまな個性があったほうが面白いと考えているからです。

 

私は自分のアイデアの源泉は音楽だと考えており、絵画や音楽を問わず、すべてのアーティストをリスペクトしています。

 

これまで使った手描きやグラフィックデザインのスキルを活かし、一点一点時間をかけて心を込めて製作しています。

すべての作品は一点物となります。今後ともよろしくお願いいたします。

✉️ info@mystiqueen.com

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