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1955年熊本県生まれ。高校在学中に日本画家正木次郎に師事、日本画の基礎を学ぶ。美術デザイン専門学校卒業後、イラストレーターとして広告制作会社・海外向けポストカード制作会社勤務を経てフリーのイラストレーターとして独立。広告用イラストを描く一方で、ペン画・日本画・テンペラ画に取り組み個展等で発表。
1997年カレンダーの原画としての美人画制作依頼を機に絹本着色技法に出合い、その奥深い世界に惹かれ雅号を「喜翔」とする。以後カレンダーの原画制作の傍ら抒情的幻想的オリジナル作品を制作し個展グループ展で発表。繊細な絹絵ならではのおひめさまや大正昭和のレトロ感漂う少女画を描いている。
◆2019年河出書房新社「やさしい大人の塗り絵 なごみの美人画編-佃喜翔◆2022年「やさしい大人の塗り絵 着物姿の女の子編-佃喜翔」出版
70歳で取り掛かった終活の一環として2025年秋、長く押入れに眠っていた大型作品（ラージ便宅配可）を追加しました。カレンダーの原画制作との両輪でなんとか続けてきた絹本作品はとても時間と手間を要する技法だけれど、現代美術の文脈に関係なく時々に萌えたテーマをオタク的熱中で描いた作品達です。
作品に共感いただける方に出会えますように
一人でおひめさまの絵ばかり描いている子供だったので、自然と絵を描く仕事に憧れて「どんな形でも良いので絵を描き続ける」を目標にして生きてきて、今もなんとか描き続けています。
９０歳を過ぎて一人暮らしの母を目標に、テーマの一貫性や技法やサイズに囚われず自由に死ぬまで絵を描きたいと思っています。あと２０年現役ならまだ１００点以上描けるはず！
