金繕い·金継ぎは陶磁器の割れや欠け、ヒビなどを、漆と金などの金属粉を用いて繕い直す修復技法です。
先代から受け継がれてきた、モノを大切にする心と日本の美。その魅力に感動を受けたことがきっかけとなり、その在り方や美しさを原点として様々にキャンバスに表現しています。
人は誰しも生きていく中で傷や痛みを持ち、その心を繕いながら、紡ぎながら生きています。傷や痛み、傷痕はその人の一部であり、決して醜いものではありません。
見てみぬふりをしたり、終わりのない暗いところにいる心をやさしく照らし癒していく。なかったことにするのではなく、受けとめて生きていくことで救われる心があるのだと思います。
こわれた器を丁寧に金継ぎ・修理するように、自身の心や人生に向き合い、大切にケアをする。受け取る。まるごとの自分を見つめ、愛し、広がる世界があります。
修復・再生することの希望、そして何より、“自分を愛する、大切にするアート”となれば幸いです。
オーダーメイドのご依頼も承っております。
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